2009年05月26日(火)
私流「教材の作り方A」


私流「教材の作り方」の続編です。

●イメージングが終わったら「教材のタイトル決め」。
実は、コレが一番の難題。「意味があって、子供が親しみやすく、気を引くネーミング」。教材タイトルで成功の是非が決まると言っても過言ではないのでは?と思います。

苦悩しながら命名した過去の教材名を挙げていくと、「速いスピードで到達してほしい=スピード+リンク=すぴりん」「暗算をトレーニング姿は美しい=トレ美あん」「暗算好き+スキャンするような暗算速度=すきぁん算(子供達は、すきあんと呼ぶ)」「大きな桁幅をクリアしていってほしい=あんざんJUMP」などなど・・・。

コピーライターという職業が存在するのも「上下180度」の勢いで頷けます。コレは本当にセンスを問われる^_^;



●教材のタイトル決めが終わったら、「作問設定」。
パソコンに向かう前に、まず用紙に「ザクっ」と丸とか矢印とかで図化し(お世辞にもキレイとは言えない絵ですが)、作問設定の全体像を把握。次のレベルへ無理なく繋がっていくようにチェック&調整をしていきます。



●作問設定が終わったら、「配色とデザイン」。
「カラー印刷は高コストなのでは?」との声が聞こえてきそうですが、当スクールの授業用教材は、表が問題、裏が解答で構成。それをラミネート処理しています。よって、制作時のコストは高いですが、ラミネートにより劣化が抑えられますので、コスト的にモノクロ印刷と大きな違いはないと思われます(しかも、見栄えがいい!)。

レベル毎に色を変えることで、子供達の気合は劇的に変化します。「ぼくは●色を目指すねん」みたいな。また、レベル毎に色分けされるので、プリントの整理のしやすさもポイント ← 毎日の業務なんで、この恩恵はかなり大きい

デザインは「教材っぽくない、ボードゲーム的なモノ」を目指しています。これは検定練習=トレーニング系、競算練習=スピードアタック系 のような感じで位置づけの違いを明確にし、メリハリをつけたいという狙いがあります。



ようやく、これで完成(>_<)。
細かいことを書けばキリがありませんが、大体の流れは、いつもこんな感じ。

いつも思ってることですが、子供達の「反響」があるからこそ、次への制作意欲が沸いてきます。やはり、私も人の子。反応がなければ、活力も失せてきます・・・^_^;

私の教材を、夢中で使ってくれる子供達に感謝です。本当にありがとう♪
これからも、みんなを「あっ!」を言わせるモノを作り続けていくゼィ(^_^)/


200905

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