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新授業について考える

2008年05月02日(金)12時11分59秒

当スクールの上級クラスの授業は、1時間で構成されています。
1時間という短い授業時間で「どこまで、そろばん・あんざん練習が可能か」に挑戦しています。

私は、1時間に「珠算練習・暗算練習・速算練習・聴覚練習」を取り入れています。
正直、息つく暇がないほどハードな内容ですが、子供達は頑張ってこなしてくれています。

今回から「88之術」という練習教材を追加しました。
これは、珠算・暗算練習の際、早く出来て余裕のある生徒を対象にしています。
早く出来た場合は、のんびりしてないで「88之術」に切り替えて終了まで問題を解いていきます。

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授業開始5分前から、授業開始のアナウンスを流します。
子供達は、各自で「テキストすぴりん、そろばん問題、あんざん問題、88之術、ノート」を取り、
授業の準備をします(もちろん問題は全て違います)。

まずは、テキストすぴりん(下記参照)で「速算練習(×÷見総合問題)」を行います。
これは、出来る所までは暗算で、難しい場合はそろばんに切り替えます。制限時間は7分間です。

そろばん・あんざんの指慣らしが出来たところで
「あんざん問題・そろばん問題」に取り組みます。暗算は各3分、珠算は各7分です。

ここで、早く出来てのんびりしている生徒達が出てくるので、その時間を上手く活用し、
早く出来たら「88之術」に切り替えて、終了の合図が来るまで、ひたすら弾きまくります。
(そろばんでも、あんざんでも可)。
スムーズに弾かせることを目的にしているので、問題はすべて桁揃いです。

これが終わると採点です。自分で採点するのではなく、交換採点です。
もちろんですが、よく似た級(段)同士でないと採点に時間がかかるので、
よく似たレベルの生徒同士を座らせて、採点をスムーズに行えるよう工夫しています。

ここで、しばらく時間がかかりますが、私はこの時間も無駄にはしません。
採点をさせながら、読み上げ算とフラッシュ暗算を同時に行います。

生徒達は採点をしながら暗算で計算し挙手します。子供はホントに器用ですね^^;
フラッシュ暗算は、大モニター(42インチ)に100題連続(解答は1題毎表示)で流します。
早く採点が終わった生徒は、読み上げかフラッシュ暗算の好きな方に取り組みます。

この間に子供達は、今日取り組んだノートを提出していきます。
当スクールでは「あたり券ゲットカード」というのを渡していて、
合計点に応じてスタンプを押していきます。50個そろうと「あたり券」を渡します。
▲あたり券の枚数によって、色々なプレゼントと交換できるようにしています。

大体、採点が終わってきたかな?と判断したら、今度は大きな桁数の読み上げ算を行い終了。
これで、55分前後になります。

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半年に1度、自分自身を見つめ直す意味も込めて、授業内容を見直します。
いいものは残し、よりいいアイデアが出てきたら導入し、熟成を図っています。